声のお悩み相談室15
Q-15私は歌うことが好きで、歌っているときは人前であっても声も良く通りコントロールできる方なのですが、話しをするときは声があまり通らず、自分の気持ちとイマイチ連動していないように感じることが多々あります。歌を歌う時は、自然と腹式呼吸にもなり喉も開き、舌も顎もリラックスしているので、最近は歌うように話す(勿論、歌のようなリズムはつけませんが)ことを心がけています。こんな私にアドバイスをよろしくお願いします。
(39歳・かのんさん・女性)
そうそう!歌うように話す、これ基本です!
「セリフは歌うように、歌は語るように…」
私が朗読やお芝居をしていた時に、歌うように話せと演出家からよく言われました。そして歌のステージに立つときは、語るように歌いなさいと歌の師匠から言われたものです。
かのんさんは、その大事な要素にすでにお気づきで、実行もしていらっしゃる。
素晴らしいと思います!
歌う時は、ボディをコントロールする力が必要になります。
かのんさんも実行されているように、ノドや舌、アゴなどを中心に身体全部の余分な力を抜き、吐く息を上手にコントロールしなければなりません。
ウエスト周辺の筋肉運動も必要になりますしね。
その身体の使い方、実は、話すときも、朗読やお芝居をするときも、他愛ないおしゃべりのときも、つまり、声を使ったコミュニケーションの全てにおいて基本となるんです。
歌とおしゃべりは、別物ではないんですよね。
これは、自分のゼロポイントの声を知るということ。
根っこの声、本質の声です。
そう、オペラやミュージカルのような独特のしゃべり方を、日常でも取り入れようというのとは、少し違います。
もっと、ナチュラルだけど、充分息に乗って発声している感じ。
かのんさん、方向は間違っていませんよ!
自分の根っこをしっかりとつかまえて、認識出来るようになれば、身体のどこにも余分な負荷をかけず、自分自身も相手も共に心地良くなれるクオリティの高い声を出せるようになるんです。
その本質の声の出し方さえつかまえられれば、あとはその声を何にでも応用して使えます。
どうぞ、今以上に、歌とお話をリンクさせてみてください。
さて、かのんさん!
もうひとつ、アドバイスをしますね!
おしゃべりのとき、自分の気持ちと声が連動していないように感じるときは、アウトプット、つまり話す内容にとらわれて、伝えよう伝えようとし過ぎている時かもしれません。
まず大事なのは、インプット。
緊張や焦る気持ちは、どこかに一旦置いておいて、じっくりと聴き取りながら発声することを心がけてみませんか?
何を聴き取るのかって?
そう、お分かりですよね。あなた自身の声です。
自分の声も、相手の声もまず聴き取ることに集中する。
そして、心の中に浮かんできた思いを、歌うように息を吐きながら言葉に変えて、丁寧に相手の元に届けてみる。
会話のリズムは多少ゆっくりになるかもしれませんが、それでも、今までより意図したことは、確実に伝わりやすくなります。
アウトプットを豊かにしたければ、インプットを豊かにする。
それが、自分と相手との間に、コミュニケーションの循環を生み出します。
歌うことも、話すことも、遊ぶことも、祈ることも、全て同じ。
一方的なパフォーマンスではなく、あなたと相手とのコミュニケーションの循環です。
どうぞ、今以上に聴き取ることを意識して、歌うように会話を楽しんでみて下さいね。
そう、真矢みきさんみたいにね!
| とても感銘を受けました。 歌うように話す、話すように歌う、とリンクしてるんですね。 声を出すこと、お喋りをすることが断然楽しくなりそうです。 その上で自分の声に耳を傾けて話すという点は、目から鱗でした。 歌って生活できれば幸せだろうなと常々思っていましたので、 発声することは全て歌だと思い、 自分だけの声を大切にしていきたいと思います。 かのんさん!素晴らしい。 発声することは全て歌。 私もそうありたいです。 お互いに、 歌うように生きて行きましょう!(濱田真実) |
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Q1.高い声の出し方を教えて Q2.滑舌の改善方法は? Q3.意図が伝わりにくい
Q4.ノドがすぐに疲れます Q5.息子が反抗期です Q6.話していると息苦しい
Q7.カラオケで声がかれやすい Q8.加齢と声の関係は? Q9.声がくぐもって聴こえます
Q10.居酒屋で声が届きません Q11.ノドの痛みと軽い声の出し方
Q12.どんな声でも通る声になれますか? Q13.話していると首の後ろが疲れます
Q14.緊張して歌えません Q15.歌うように話すということは? Q16 .鼻声を改善したい





